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水選びはとても大切。

このブログでは、これまでたくさんの病気に罹患してきた筆者が、『人は自然から遠ざかるほど病気に近づく』というヒポクラテスの言葉をモットーに、日々できるだけ自然に近く、体にも優しい健康維持などに関する情報を発信しています。今回は、私たちの体にとってとても大切な水について、お伝えしていきます。

 

世間では、よく水道水はそのまま飲むと体に悪い。○○水は体に良いとかいいますが、それはいったいなぜでしょうか?○○の部分は実に様々あり、代表的なものには水素水、ケイ素水、酸素水、アルカリイオン水、などたくさんあります。今回はそれらのうちのいくつかをピックアップして説明していきたいと思います。

 

 

 

目次

 

 

①水道水はなぜそのままのむと体に悪いと言われているの?

 

②水道水が良くないのなら○○水を飲めばいい?

 

水素水について

●シリカ(ケイ素)水について

●酸素水について

●アルカリイオン水について

 

③どう選べばいい?浄水器とウォーターサーバーについて

 

 

 

 

①水道水はなぜそのまま飲むと体に悪いと言われているの?

 

 

世界では水道水が飲めない地域も多いので、日本の浄水設備は優秀とも言えます。ちなみに水道水を安全に飲める国は、日本を含めて世界に15か国ほどしかありません日本の水道水には、「51項目の水質基準」「26項目の水質管理目標設定項目」が設定されています。残留塩素やトリハロメタンなどにも基準も定められているので、基本的に毎日水道水を飲んでも健康に影響はないと言われています。ただし、塩素が含まれる水道水を飲み始めたことで心筋梗塞などの疾患が増えたというデータもあります。体内に老化の原因になる活性酸素を発生させたり、内臓を傷めたりする原因にもなると言われています。

 

現在は塩化ビニール製の水道管が使われていますが、1980年代後半までは鉛が使われていました鉛の給水管で水道水を長時間使わずにいると、水道管の中の水に鉛が溶け出す恐れがあります。ちなみに最近は減ってきましたが、鉄製の水道管が使われている場合もあります。鉄製の水道管の寿命は20年ほどです。法律で定められている耐用年数である40年を超えた水道管を、そのまま使っている家もあるでしょう。「昔からずっと水道管を交換した記憶がない」というかたは、水道管の中に錆や水垢が溜まっていることもあるので注意が必要です。

 

先ほども触れましたが、水道水に含まれる塩素は人体に影響を及ぼすことが指摘されています。例えば水道水を皮膚に触れさせると、皮膚炎の原因になったり髪が傷んだりします。実はお風呂やシャワーにより皮膚からも吸収されます。米国化学学会の報告によると、皮膚や呼吸から吸収される塩素量は水道水の6~100倍と言われているので、飲み水以上に注意が必要かもしれません。お風呂場で気化した塩素を吸い込むと、喘息などの呼吸器疾患を悪化させる恐れもあります。お風呂やシャワーでの塩素が気になる場合は、浄水機能のあるシャワーヘッドに交換するのがおすすめです

 

水道水に含まれているトリハロメタンには発がん性があると言われています。トリハロメタンは水中の有機化合物と塩素が反応して発生します。トリハロメタンは中枢神経や肝臓、腎臓などへの負担にもなります。

 

 

②水道水が良くないのなら○○水を飲めばいい?

 

 

●水素水について

 

水素水は、水素化物イオンが溶け込んだ「活性水素水」と、水素分子(H2)を溶かし込んだ「水素分子水」に分類され、前者の「活性水素水」は科学的根拠が乏しく、過去に社会問題となっています。そのため、この記事では水素水(水素分子水)を指して説明しています。水素水には抗酸化作用があり、活性酸素の引き起こす様々な症状を改善し、アンチエイジング効果も期待できるとして注目されました。

活性酸素とは、人間の体内で酸素から作られる物質のことです。本来は体内に侵入したウイルスや細菌から体を守る働きがあります。しかし、ストレスや食生活の乱れ、喫煙などの酸化ストレスが続くことで、活性酸素が過剰に作られてしまうこともありますその結果、増えすぎた活性酸素がアレルギーや生活習慣病などの原因になると言われています。水素水には、細胞を傷つける活性酸素を除去する働きがあるとれ、病気予防やアンチエイジングの面で注目が集まっているのです。

 

 

 

●シリカ(ケイ素)水について

 

シリカ水とは、「シリカ(別名:ケイ素)」というミネラルが溶け込んだ水のことです。
地球上で酸素の次に多い元素であるシリカは、人間の体内にも含まれており、生命の維持に必要不可欠な必須ミネラルとして、身体の成長や健康維持、老化などに深く関わっています。

体内のシリカの貯蔵量は、加齢とともに減少しますが、身体の中では生成できないため、不足するシリカを補うには、水、食品やサプリメントなどで積極的に身体の外からシリカを摂取しなければなりません。
水溶性のシリカが溶け込んだシリカ水は、水代わりに飲むだけで手軽にシリカを摂取できるのが特徴で、食品よりも効率よくシリカを摂り込むことができるのが大きなメリットです。

 

 

●酸素水について

 

酸素水は酸素不足によって起こるさまざまな症状に効果があると言われています。酸素は呼吸から取り入れるものですが、現代では排気ガスや人ゴミなどで酸素が不足していると言われます。また、悪姿勢により酸素を十分に取り入れることができない人も増えています。そういった理由から酸素不足になり、健康を害するのです。酸素水は酸素と水分不足を補い、活性酸素の除去による健康効果、肌荒れの改善やダイエット効果が期待されると言われています。

酸素水と言われる水にも種類がありますが、中でも高濃度酸素水というものがあります。名前の通り水の中に高濃度の酸素が入っているものです。通常の水道水の酸素量は4~7ppmと言われていますが、高能濃度酸素水は80~150ppmの酸素が入っています。ただし、酸素は水に溶けにくいと言われていますので、通常の水よりも酸素が入っていると言われているものでも、1リットルに含まれる酸素量は、10回の呼吸で体内に入る酸素量と変わらないと言われています。中には酸素を水の分子内に溶存させている高濃度酸素水もあるようです。

 

 

●アルカリイオン水について

 

アルカリイオン水とは、アルカリイオン整水器を用いて、カルシウムイオンを含んだ飲用適の水を直流で電気分解し、陰極側より生成されるpH9~10の弱アルカリ性電解水を指します。(一方、陽極側から生成されるpH4~6の弱酸性電解水を酸性イオン水といいます。)

陰極側(アルカリイオン水)では水酸化物イオン(OH-)、陽イオンおよび水素(H2)が多くなり、pH値の高いアルカリイオン水が生成されます。

陽極側(酸性水)では水素イオン(H+)、陰イオンおよび溶存酸素(O2)等が多くなり、pH値の低い(弱)酸性水が生成されます。

アルカリイオン水は飲用することにより、胃腸症状の改善(慢性下痢・胃酸過多・制酸・消化不良・胃腸内異常醗酵)に有効であることが薬事法で認められています。 また、酸性イオン水は洗顔や洗浄に適しています。飲用することはできません。

 

 

③どう選べばいい?浄水器とウォーターサーバーについて

 

 

以上、②でいくつかの水についてみてみましたが、それでも正直どの水がいいのか、はたまたここには書いていない湧き水などがいいのか、正直私にもわかりません。最近では浄水器やウォーターサーバーも進化しており、お値段も手ごろなものが増えています。ですので、導入コストやその後のコスパなどを考慮したうえで決めてみてもいいと思います。

 

ウォーターサーバーの水は大きく分けると「天然水」「RO水」の2種類があります。「天然水」は採水地の近くにボトリング工場があり、放射性物質検査なども実施されているため、安全性や品質は非常に高くなっています。「RO水」は水道水や地下水を原水としており、RO膜という水以外の物質を、ほぼすべて除去できる高性能フィルターでろ過した水のことです。そのため、どちらの水も非常に安全性が高く、飲むのはもちろん赤ちゃんのミルク作りなどにも安心して使用することができます。

 

浄水器のフィルターには「活性炭」「中空糸膜」「RO膜」などの種類があります。こうしたフィルターを通すことで、水道水に含まれるゴミなどの不純物やカルキ臭の原因となる塩素を除去することができるのです。しかし、浄水器のフィルター除去性能には製品により大きなバラつきがあります。また、フィルター交換を定期的にしていない方が多く、ろ過性能がどんどん劣化していることに気づかない場合も。浄水器を使用する場合、フィルターの除去性能や交換時期などをしっかり把握していないと、水道水と変わらない品質になる可能性があるので注意が必要です

 

浄水器は本体を購入すれば、その後は水道代だけで使用することができます。一方、ウォーターサーバーは基本的にレンタルのため、初期費用は無料の機種が多く、月々の水代や電気代が必要になってきます。浄水器の注意点は、定期的にフィルター交換をする必要があるという点。

 

その他にも、機能性やデザインなど、考慮すべき点はたくさんあります。浄水器とウォーターサーバーについては、後程詳しく記事を書きたいと思います。

 

いかがでしたでしょうか。水はこだわると本当にきりがないのですが、身体の70%以上を占める大切なものですので、どの種類にせよ体に合ったものを飲用したいものですね。長くなりましたが、今回はここまでになります。最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

 

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